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【介護】闇が深い【認知症】

2020年8月27日

 

こんにちは!

Tomoomix Blogの
ともおみです。

 

今回のテーマは【介護・認知症編】

 

認知症って何?
どういう症状なの?
認知症について教えてほしい!

 

こんな疑問にお答えします。

 

 

本記事の内容

・認知症の基礎知識
・認知症の方への接し方

 

 

本記事の信頼性

私は介護職歴6年程の現役介護士
役職経験、教育担当経験あり
現在は有料老人ホーム勤務
保有資格は、介護福祉士、実務者研修、喀痰吸引等研修、旧ヘルパー2級、けん玉5段

 

 

この記事を読むと

  • 認知症について少し理解出来る
  • 認知症について偏見が無くなる
  • 認知症の方への接し方が分かる

 

65歳以上の7人に1人が認知症といわれているこの時代

認知症は誰もがなる可能性があり、決して他人事ではありません。

 

早速、本編を見ていきましょう!

 

 

 認知症の基礎知識

認知症とは

 

認知症とは?

 

Wiki先生より、一言でいえば「知能が後天的に低下した状態」とのこと。
病名ではなくて、状態を表す言葉。もう少し深掘りしてみよう!
ともおみ

 

 

「認知症」は以前、「痴呆症」と呼ばれていたが、行政や高齢者介護分野において「痴呆」の語が廃止され「認知症」に置き換えられた。

認知症の進行を遅らせる薬はあるが、医療が進んだ現代でも治療する方法はまだ見つかっていない。

認知症を治す薬が出来たらノーベル賞間違いなし。

 

 

どんな症状なの?

 

中核症状(認知症の方ほとんどに当てはまる症状)

・記憶障害
新しいことを記憶出来ない

・見当識障害
時間や場所、人物が分からない

周辺症状(BPSD)(人によって出たり出なかったりする症状)

幻覚、妄想、徘徊、暴言、暴力など…

 

中核症状に関しては、時間や場所が分からないのは、伝えることが出来るのでまだいい。
認知症が進むと子供や配偶者の認識が無くなる方がいて、これは家族にとってツラい。

周辺症状に関しては、所有物が無くなると「誰かに盗まれた」となる物盗られ妄想などがある。

 

介護職としてキツいのが、暴言や暴力、介助拒否、徘徊(あてもなくウロウロすること)など
経験上、腕をつねられたり、ひっかかれたり…徘徊してその辺に放尿…特に夜勤の朝方とかに起きると最悪です…
ともおみ

 

 

物忘れは多かれ少なかれ誰にでもあるが、老化の物忘れと認知症の物忘れの違いには特徴がある。

例えば、

老化の物忘れ「昨日の夕食、なに食べたっけ…?」

認知症の物忘れ「昨日の夕食、食べてないんだけど…?」

これが明らかな違いで

認知症の方は「その行為自体」を忘れてしまう。

 

これは短期記憶が無い為、何度も同じことを繰り返し聞いてしまうという典型的な例

 

短期記憶:「今」起きた出来事、新しいことが憶えられない
長期記憶:昔の記憶は忘れることなく憶えている場合が多い

 

現場では「夕飯食べてないんだけど…」なんて日常茶飯事ですが、そんなの全然可愛いもんですよ。
ともおみ

 

 

 

認知症の種類

「3大認知症」といわれ、認知症の約85%がこの3種類になる。

1. アルツハイマー型認知症

患者の40〜60%

脳の海馬などの萎縮が見られる

2. レビー小体型認知症

患者の15〜20%

幻視などが特徴でパーキンソン病とも深い関連がある

パーキンソン病の特徴は小刻み歩行の為、転倒リスクが高い

3. (脳)血管性認知症

患者の10〜30%

脳梗塞などから発症する

 

この主な3種類 × 中核症状 × 周辺症状

= 本当、人それぞれ

100人いたら100通りのパターンがある。

認知症が進んでも、排泄は失敗なく出来たり、食事を綺麗に完食したりと、色んな認知症の方がいます。

 

 

もしかして認知症?

 

最近、親が同じことを何回も言ったり、物忘れ、妄想が増えてきたんだけど…もしかして認知症かな…?

 

そんな方には、長谷川式簡易知能評価スケールという簡単なテストがあります。

 

hasegawashiki

 

https://tomoomix.com/wp-content/uploads/2020/08/hasegawashiki.pdf

 

20点以下の場合、認知症の疑いがあるので医療機関の受診をお願い致します。
ともおみ

 

 

認知症の方への接し方で大切な4つのこと

介護認知症

 

認知症の方への接し方で大切なこと

① 話を受け入れる

② 否定しない

③ 穏やかな対応

④ 笑顔で接する

 

もう少し深掘りしてみよう!
ともおみ

 

① 話を受け入れる…

まずは、話を聞いてあげることが大切。認知症の方は冗談で言っていない。本気で言っています。

② 否定しない…

否定されたり、きつく言われると、そのマイナスの感情は残ってしまう。

③ 穏やかな対応…

言っても人生の大先輩なわけで、敬語で穏やかに接するだけで合格かもしれません。

④ 笑顔で接する…

簡単そうで難しい…凄く大切なこと。

 

 

言うのは簡単なんですが、実際、現場では教科書通りにはいかないですよね。

忙しく動いている最中に、毎日同じ質問を何度も聞いてきたら毎度毎度の神対応は難しい。

「だーかーらー!さっきも言ったけど…」

なんて言いたくなる時があるけど、言ったところでその言葉は何の意味も持たない。

 

上記の4つの大切なことを実践するには、まず自分の心と時間にゆとりがないと出来ない。

心の在り方…これは一生かけて学ぶことなのかもしれない。

 

 

 

「思いやりとは、想像力の結晶だ」

ともおみ

 

 

 

今回はこの辺にして、まとめに入ります。

 

 

本編のまとめ

・認知症は誰もがなる可能性がある
・症状には中核症状、周辺症状がある
・認知症の種類は主に3種類
・簡易テストは長谷川式
・思いやりは想像力

 

認知症イラスト

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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